ウクレレの種類:初心者がウクレレを購入するときのおすすめは?

 

「何か楽器をやりたい!」、「ウクレレを始めたい!」と思ったら…

 

思い立ったが吉日、まずは楽器店へGo! いろんなウクレレを実際に見て、触って、自分が「気に入った!」と思えるものを見つけましょう。

 

形・大きさ・値段など条件はいろいろありますが、これからの音楽生活を共に過ごすパートナーですので、ウクレレ選びはご自身との相性が大切です。ウクレレの場合、直感的に「これ、イイ!」と思ったら、きっとそれは正解かもしれません。(ウクレレはゆる~い楽器ですので、フィーリングがとっても大事!)

 

とはいえ、それでも何を基準に選んだらいいの? と迷ってしまうアナタのために、ウクレレ選びのキホンをお伝えしますね。

 

 

ウクレレの形

いろんな形のウクレレがありますが、一般的には スタンダード型 と パイナップル型 の2種類に分けられます。

 

「スタンダード型」というのは、下のイラスト(左)のようにボディの真ん中がくびれていて、ひょうたんのような形です。ほとんどの方が「ウクレレ」と聞けば真っ先にこの形を思い浮かべるのではないでしょうか?

 

 

一方で「パイナップル型」は上のイラスト(右)のように、その名のとおりパイナップルを模したボディラインです。もともとはハワイの老舗ウクレレメーカー「カマカ」が作ったものですが、その後は他のメーカーからも沢山のパイナップル型ウクレレが作られています。スタンダード型よりボディ内部の空間(容量)が大きいぶん、ふくよかな音の響きが楽しめます。

 

スタンダード型とパイナップル型のほかにも、例えば バンジョー型(バンジョーウクレレ)や、V字型 や、エレキギター型(エレキウクレレ)など個性的な形のウクレレもあります。2台目や3台目のコレクションとして選んでみるのは如何でしょうか?

 

形やデザインは個々人の好みによるところが大きいですので、どの形がおすすめというのはありません。世の中に流通しているウクレレの数は圧倒的にスタンダード型が多いですが、いろいろ探してみて一番のお気に入りを見つけましょう!

 

 

大きさの違いは4種類

形の違いはどちらかと言えばデザイン的な見た目のバリエーションですが、それとは別にサイズの違いで4つの分類があります。

 

小さい方から順に、ソプラノ、コンサート、テナー、バリトンと呼ばれています。

 

ウクレレのサイズは4種類

 

一番小さいのがソプラノで、ソプラノ → コンサート → テナー → バリトンの順で一回りずつ大きくなります。最も大きいのがバリトンです。大きさの違いで、音量や音質などにも違いが表れます。

 

<ソプラノ>

最もポピュラーなタイプがコレです。一般的にウクレレといえばソプラノを指します。他のサイズより小さいぶん、持ち運びも便利で値段もお手頃。フラの伴奏などにも使われ、可愛らしい音が特徴です。

 

<コンサート>

ソプラノより少し大きく、音量も大きくなります。音程も比較的安定しているのでソプラノよりはソロ弾きにも適しています。ネックがソプラノと比べて少し長くフレット幅も広くなるので、手が大きい男性であればこちらの方が弾きやすいかもしれません。

 

<テナー>

コンサートよりもさらに大きいウクレレです。深みのある安定した音を出すことができ、音域も広く音量も大きめです。サイズが大きくなるので手が小さい方や初心者は弾きにくいかもしれません。ウクレレ上級者やプロ奏者も多く使用しています。

 

<バリトン>

テナーよりもさらに大きく、ウクレレでは最大サイズ。他の三つのウクレレとはチューニングも異なりますが、独特な深みのある音色が特徴的です。ウクレレのアンサンブルなどバンド演奏でこのバリトンが加わると、低音の響きでサウンドに厚みが出ます。

 

まとめ

いかがですか?

初心者が初めて買う1本目のウクレレとしては、やはりソプラノがおすすめです。コロンコロン♪ポロンポロン♪と表現される軽快で可愛らしいウクレレの音色に一番近いのはソプラノです。(ウクレレはサイズが大きくなるにしたがって弦楽器としての性能は良くなりますが、アナタがイメージするウクレレらしい音色からは少し遠ざかるかもしれません。) そしてソプラノなら、スタンダート型かパイナップル型かは、お好みで選びましょう。

手の大きい人や体格が大柄の方でしたらコンサートからでも良いかもしれません。テナーやバリトンは上級者向けと言えます。
4種類それぞれに魅力的ですが、大きいサイズは2本目からでも遅くはありませんよ。

今回はウクレレの種類として、「形」と「大きさ」の違いにスポットを当てさせていただきました。
実際に購入する際には他の要素(値段・メーカー・木などの素材)も検討材料になると思いますので、次回以降で紹介させていただきます。