こんにちは!
今回は、ウクレレのブランドについてです。
本場「ハワイ」製のウクレレだけでなく、他の外国製や「日本」の国内メーカーからも、
魅力たっぷりで、個性的な素晴らしいウクレレが数多く販売されていますね。
すかさず楽器店へと足を踏み入れ、興奮気味に目移りしながら選ぶのも楽しい事と思います。
とはいえ、「何かしら選定のヒントがないと、どのブランドが良いか分からない~」という
アナタのために、僕(管理人)が独断で選んだ「8」ブランドをリストアップします。
ウクレレ「8」ブランド
僕がおすすめするブランドは、以下の8つです。
それぞれの特徴・魅力と共に紹介させていただきます。
注)ベスト8ではありません。また、上から順におすすめという訳でもありません。これら8ブランドそれぞれの個性に優劣をつけるのは難しいですので…
コアロハ(KoAloha)
ハワイ産の「コア」を使って、熟練職人が手作りするハワイのウクレレメーカーです。
王冠のような形のヘッドと、おにぎり形のサウンドーホールを見れば、一目で「コアロハのウクレレだ!」と分かります。
コア材を使用したウクレレに特有の、明るくて爽快感のある音の響きがとても魅力的です。
創業は1995年と比較的新しいですが、ハワイでは後述するカマカに次いで人気ブランド。
価格面でも、カマカよりはお手頃な値段で手に入れることがきますよ。
#メイド・イン・ハワイ #人気ブランド
カマカ(KAMAKA)
現存するハワイ最古(※)のウクレレブランド。
1916年創業の、歴史あるウクレレメーカーです。
ウクレレを作り続けて100年って、すごいですよね。
ちなみにハワイの三大ウクレレメーカーは、カマカ、コアロハ、Gストリングと言われています。
で、世界の二大ウクレレメーカーが、カマカとマーチンだそうです。
ということは、やはり「カマカはウクレレの王様」に決定ですね。
ジェイク・シマブクロをはじめ、多くの著名なウクレレプレイヤーがカマカのウクレレを愛用しています。
僕は、残念ながらカマカのウクレレを未だ持っておりません…
喉から手がでるほどに、欲しいっ!
出典:ワタナベ楽器 楽天SHOP
※カマカより前に創業して1940年以降は生産を終了していたクマラエウクレレが近年、長野県のギターメーカーから販売されています。しかし、何故その会社から伝説のクマラエを冠したウクレレが復活できたのか(?)など経緯も不明な状況… ですので今回この8ブランドにはリストアップしません。
#メイド・イン・ハワイ #人気ブランド #老舗ブランド
フェイマス(Famous)
国内ウクレレメーカー最大手・キワヤ商会の看板ブランドが、このフェイマスです。
日本におけるウクレレ普及の立役者的ブランドと言っても過言ではありません。
安定した品質なので、仮にウクレレの知識が全くない状態で楽器店へ行ったとしても、そこで選んだウクレレがフェイマスなら、まず間違いはありませんよ。
ビギナーにも使いやすくて安心です。
出典:bloomz 楽器 Web Shop
フェイマスのウクレレは多くの楽器店で取り扱っているので、すぐに見つけることができるでしょう。
またラインナップも幅広く、きっとアナタの好みや予算に合った1本を選ぶことができるはずです。
#国産 #人気ブランド
ルナ(LUNA)
かつて国産ウクレレのトップブランドだったのが、このルナです。
残念ながら現在のウクレレファンの間で、その事実はあまりよく知られてはいないようですが…
戦後のハワイアンブーム時、多くのウクレレ奏者に愛用されていたのがハワイ製のカマカと、国産ではルナでした。
しかしエレキブームの到来で、ルナのウクレレは1968年までに一度は消滅しています。
その後、上述したフェイマスの上位ブランドとして、ルナはキワヤ商会から復活を果たしたんです。
出典:クロサワ楽器池袋店WEB SHOP
ルナのウクレレは、ヴィンテージのような風格と音色の深さを持ち、世界一の軽量設計とも言われています。
#国産 #ビンテージ感
アラモアナ(Ala Moana)
アラモアナは、中国に工場のある低価格ブランドです。
低価格ですが音の鳴りはしっかりしていて、チューニングも値段の割には正確で狂いにくいものが多いと評判ですよ。
とはいえ個体差があるのが楽器というものですので、できれば購入前に試し弾きと、音感のある人にチェックしてもらうことをおすすめします。
出典:あきばお楽天市場支店
ウクレレを始めたいけど、ずっと続けられるかどうかイマイチ自信がないという人も中にはいると思います。
万が一投げ出してしまった場合でも初期投資の痛手が少ない、このアラモアナあたりから始めてみてはいかがでしょう。
#中国製 #低価格
マハロ(Mahalo)
見た目が可愛らしくて印象的なので、楽器店で見かけて記憶に残っている方も多いのでは?
ニッコリ笑顔の「U/SMILE」シリーズは、マハロのベストセラーモデルで注目です。
弾く人も見る人も、気持ちが晴れやかになるデザインですよね。
出典:ミュージックファーム
スマイル(U/SMILEシリーズ)以外にも、色鮮やかで個性的なウクレレを数多く作っていて、中には実売価格が3,000円を切る超お求め易いモデルを見つけられることもあります。
初心者向けブランドの中でも低価格なほうですので、安いなりのクオリティであることは否めません。
ですが、「気軽にウクレレを始めたい!」という人のファーストステップとしては、悪くない思いますよ。
#中国製 #低価格 #キュートデザイン
アストリアス(ASTURIAS)
福岡県にあるギター/ウクレレメーカーです。
ウクレレの製作は1994年からですが、創業は1962年でクラシックギターからスタートし、当時は「名工/MEIKO」というブランドだったそうす。
その頃は会社というよりも、その名のとおり職人集団であったとのこと。
1981年に現ブランド「アストリアス」と改めてからも、創業当初からの職人気質が受け継がれ、現在に至っています。
昔ながらの手工に拘った製品作りを行い、今も良質な楽器を作り続けていると評判なのです。
僕のはマホガニー製のソプラノ・マホというモデルで、たしか38,000円でした。(2000年に購入)
ウクレレ初体験で1本目にしては「高価なものを買ったものだ」と当時は思いましたが、今思えばお得な買い物だったと思っています。
仮に個人の職人さんが同じクオリティのウクレレを製作していたら、絶対にこんな値段じゃ買えないんだろうな~
あくまでファクトリー製品だから実現できた価格でしょうが、名工の心を守り抜くアストリアスらしさを再認識している今日この頃です。
#国産 #名工の心
クラフトムジカ(CRAFT MUSICA)
高山さんという職人さんが埼玉で個人経営している工房ですが、あえてリストアップさせていただきました。
僕は、クラフトムジカの「JUNTA」というウクレレを1本持っています。
我が家には6本のウクレレがあるのですが、ふとポロリン♪と弾きたくなった時に何故か気が付くと手にしているのが、このクラフトムジカです。
上手く言葉で説明できなくてもどかしいのですが、何かが違うんですよね。
妙に収まりがよくて、今では身体の一部になってしまっています。 (って、ちょっと大袈裟かな?!)
でも、ハンドメイドならではの味わい深くて個性的なウクレレを、真心こめて作っていただける職人さんであることは間違いありません。
モデルにより値段も異なりますが、僕のは2007年の購入で10万円くらいでした。
#国産 #ハンドメイド
まとめ
いかがでしょう?
8つの中から、あなたにピッタリのブランドは見つかりましたか?
まとめると、以下のようになります。
- メイド・イン・ハワイにこだわるなら、「コアロハ」「カマカ」
- 国産の人気ブランドが欲しいなら、「フェイマス」
- 低価格でお手軽に始めるなら、「アラモアナ」「マハロ」
- ヴィンテージの風格を求めるなら、「ルナ」
- オリジナリティ溢れる自分だけの楽器にこだわるなら、「クラフトムジカ」
- キュートなデザインで注目を集めたいなら、「マハロ」
- 楽器として完成度の高い上質さを求めるなら、「アストリアス」
あくまで僕の独断によるチョイスと意見ですので、ご自身の評価も加えてベストな選択をしてくださいね。